チキンのネタ倉庫

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万人受けする? ライトノベル初心者にオススメしたい小説

今回はライトノベルを読んだことがない人にこそ読んでももらいたい作品をピックアップしてご紹介したいと思います。ライトノベルがそこまで好きではない僕ですが、読まず嫌いはよくないので、何冊が読んでみて個人的に面白かったもの、ススメルみたいな形なので、オススメの基準は僕の感性です。なんらかの役に立てたら嬉しく思います。

 

 

二度目の夏、二度と会えない君

二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)

 

突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。俺に残されたのは、取り返しのつかない、たったひとつの後悔―決して伝えてはいけなかった言葉。俺があんなことを言いさえしなければ、きっと、燐は最後まで笑顔でいられたのに…。―二度めの夏。タイムリープ。俺はもう一度燐と出会う。あの眩しい笑顔に再び。ひと夏がくれた、この奇跡のなかで、俺は自分に嘘をつこう。彼女の短い一生が、ずっと笑顔でありますように…。

 

実写映画化されたタイムリープもの。これを書いた作者は下ネタ全開のパワフルの作品で有名なんですが、急に正当な青春ものを書いたって印象。映画化もされましたが、そこまで売れていない印象です。

 

二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)

二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)

  • 作者:赤城大空
  • 発売日: 2015/01/30
  • メディア: Kindle版
 

 

デュラララ

デュラララ!! (電撃文庫)

 

東京・池袋。そこにはキレた奴らが集う。非日常に憧れる少年、喧嘩上等のチンピラ、ストーカーもどきの電波娘、趣味で情報屋を営む青年、ヤバイ患者専門の闇医者、魔物に魅せられた高校生、そして漆黒のバイクを駆る“首なし(デュラハン)ライダー”。そんな彼らが繰り広げる物語は痛快な程マトモじゃない。だが、彼らは歪んでいるけれども―恋だってするのだ。

 

 

僕が個人的に好きなアニメの原作。ギャング、情報屋、殺し屋、超人、首無しライダー、妖刀、そして高校生。群像劇と呼ばれる複数の視点で物語が進むので、慣れないとなかなか楽しめないかもしれませんが、読み進めると、パズルのピースが揃った爽快感があります

 

デュラララ!! 文庫 全13巻完結セット (電撃文庫)

デュラララ!! 文庫 全13巻完結セット (電撃文庫)

  • 作者:成田良悟
  • 発売日: 2014/01/10
  • メディア: 文庫
 

 

 

バッカーノ

バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

 

禁酒法時代、ニューヨーク。 裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。 泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。 マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。 チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。 職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ましく思っていた。 そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。 彼らはまだ互いに関わりの無い者同士であった。このマンハッタンに“不死の酒”が蘇るまでは――。

 

 

初めて読んだライトノベルがこれでした。デュラララの作者のデビュー作で、こちらは1930年代のアメリカを舞台にしている。マフィア、不死者、殺し屋、が複雑に絡んでいく。シャーロック・ホームズとかで知られる映画監督ガイ・リッチーの「スナッチ」の影響を強く受けているのでストーリーに類似点が見受けられるので、好きな人には好きだと思います。また、アニメのオープニングもスナッチのオマージュだったりする。

 

バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

  • 作者:成田 良悟
  • 発売日: 2015/01/17
  • メディア: Kindle版
 

 

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

 

図書館にバニーガールは棲息していない。その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。しかも彼女はただのバニーではない。咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント桜島麻衣先輩だ。数日前から彼女の姿が周囲の人間に見えないという事象が起こり、図書館でその検証をしていたらしい。これはネットで噂の不思議現象“思春期症候群”と関係があるのか。原因を探る名目で麻衣とお近づきになった咲太は、謎の解決に乗り出す。しかし事態は思わぬ方向に進み―?空と海に囲まれた町で、僕と彼女の恋にまつわる物語が始まる。『さくら荘』コンビが贈る、新たな青春ストーリー。

 

タイトルや表紙がよくある萌系?的なものかと思いきや、青春って感じの作品でした。なんとくなく化物語の影響を受けている印象です。化物語を簡易的にした感じなので、あの雰囲気が好きな人には好きだと思います。

 

 

86―エイティシックス― (電撃文庫)

 

サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器“レギオン”による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう―表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。“存在しない“第86区””。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜“有人の無人機”として戦い続けていた―。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遙か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる―!

 

 

いつぞやの電撃大賞で好成績を得た作品です。かなり評判がいいと聞いたので読んでみましたが、多分映像化されんだろうなと思った。実際映アニメ化が決まったようです。1巻だけでも綺麗に終わるので、試しに読んでみるのもありだと思う。SF系で設定が難しいので、若干難解かも知れません。

 

86―エイティシックス― (電撃文庫)

86―エイティシックス― (電撃文庫)

 

 

ブギーポップは笑わない

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

 

君には夢があるかい?残念ながら、ぼくにはそんなものはない。でもこの物語に出てくる少年少女達は、みんなそれなりに願いを持って、それが叶えられずウジウジしたり、あるいは完全に開き直って目標に突き進んだり、また自分の望みというのがなんなのかわからなかったり、叶うはずのない願いと知っていたり、その姿勢の無意識の前向きさで知らずに他人に勇気を与えたりしている。これはバラバラな話だ。かなり不気味で、少し悲しい話だ。―え?ぼくかい?ぼくの名は“ブギーポップ”―。エンタメノベルの歴史を変えた傑作が、いま新たな形で登場する。

 

ライトノベルを変えたとされる古い作品。「化物語」の西尾維新や「空の境界」「Fate」の人とかが影響を受けた。群像劇っぽい。ライトノベル作家を目指すなら読んどいたほうがいいと思います。

 

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

 

 

サクラダリセット

猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1 サクラダリセット(新装版/角川文庫)

 

「リセット」という一言で、世界は、三日分死ぬ――能力者が集う街、咲良田(さくらだ)に生きる時間を巻き戻す少女・美空と、記憶を保持する少年・ケイ。繰り返す日常は、若者たちに何をもたらすのか!?

 

 

実写映画化もされた作品で、ライトノベルだけではなく一般文庫にも移行している。普段から小説読む人には、読みやすいと思います。

 

 

図書館戦争

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

 

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?

 

普段小説を読まない人でも、楽しめる小説だと思います。作者は「植物図鑑」とかで知られる有川浩です。この作者は、一般系の作家のイメージがあると思いますが、意外にも電撃大賞からデビューしている。ライトノベル風を味わいたいなら、有川浩全般の作品がオススメかも知れません。

 

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2011/04/23
  • メディア: 文庫
 

 

化物語

化物語(上)

 

阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった―!?台湾から現れた新人イラストレーター、“光の魔術師”ことVOFANと新たにコンビを組み、あの西尾維新が満を持して放つ、これぞ現代の怪異!怪異!怪異。

 

 

正直に言って読む人を選ぶ作品だと思います。テンポよくストーリーが進む話に慣れている人には、イマイチな印象を受けると思いますが、高度なギャグが理解できて、語彙が広い人にはスゴイ面白いと思う。

 

化物語(上)

化物語(上)

  • 作者:西尾維新
  • 発売日: 2016/07/01
  • メディア: Kindle版
 

 

オール・ニード・イズ・キル

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が身体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死――死すら日常になる毎日。ループが158回を数えたとき、煙たなびく戦場でケイジはひとりの女性と再会する……。期待の新鋭が放つ、切なく不思議なSFアクション。はたして、絶望的な戦況を覆し、まだ見ぬ明日へ脱出することはできるのか!?

 

 

あのトム・クルーズが実写映画化してしまった作品です。映画とは少々話が違いますが、まあ似たようなものでしょう(笑)一巻で完結みたいなので、試しに読んでみてはいかがでしょうか?

 

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者:桜坂洋
  • 発売日: 2013/04/05
  • メディア: Kindle版