思春期から大学生、大人まで男女問わず悩みの種となるニキビは「全人類共通の敵」と言っても過言はないでしょう。誰もが悩み、嫌な気分になるものです。僕もかなり悩んでいました。と言うか今でも悩んでいます。十年近く人知れず悩み、色々と調べてきた結果と経験則からですが、ぶっちゃけニキビは簡単に治らない。例えば、デート前日に赤く炎症するニキビができて、「明日どうしょう!!」となっても手遅れなんです。女性だったら、化粧で誤魔化すことも可能でしょうが、男性はちょいとキツイのかな?(今の若い世代は男性でも化粧をする時代なので大丈夫かも)
何が言いたいかと言うと「悪化してからでは、手遅れ」ってことです。
ニキビにはレベル、段階ってものがあり、一般的にニキビと言われる炎症した赤ニキビにならないように対策するしかないんです。
今回はニキビの段階に原因と対策もなるべく分かりやすく簡単に解説していければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
ニキビの種類
まずご説明させてもらうのは、思春期ニキビと大人ニキビ(吹き出物)の違い。基本的にニキビの原因となるメカニズムは、「皮脂が過剰分泌される」→毛穴に皮脂がたまり出口が詰まる(角質肥厚)→アクネ菌の増加→ニキビになる。このようなサイクルでニキビになります。
思春期ニキビ
思春期のニキビは主に皮脂の過剰分泌が原因です。Tゾーンや(おでこから鼻)頬にできる。
大人ニキビ
大人ニキビは乾燥が原因となります。主にUゾーン(顎から耳)にできる。
ニキビの段階
角質肥厚→ 白ニキビ、酸化で黒→赤ニキビ、膿むことで黄ニキビ→クレーター
原因と対策
原因
基本は皮脂の過剰分泌によって角質肥厚が起こり、ターンオーバーが正常に行われないことがニキビの原因となります。人の肌は常に新しい肌が作られて古い肌は次々とこぼれ落ちていくものです。例えるなら、脱皮をしているようなものです。角質肥厚は脱皮が上手くいかなくなって、古い肌は重なっていくこと。角質肥厚が酷くなると、毛穴を塞いでしまい、皮脂が詰まり、白ニキビになる。それが段階を踏んで、赤ニキビ、黄ニキビ、最悪クレーターにまで発展してしまう。
対策
対策は方法は皮脂を抑制することと、角質肥厚を防いでターンオーバーを正常にすることです。赤ニキビ以上になると残念ながら効果的な対策はありません。炎症を抑える塗り薬を塗るほかない。そもそもニキビではなくカビの可能性もあるので、皮膚科に生きましょう。
ニキビの予防
洗顔をしっかりする
ニキビの予防の基本は洗顔です。男の人は特にそうですが、過剰な皮脂を抑制するために洗顔が重要になってきます。ただし、やり過ぎは肌に悪影響を及ぼします。気持ちは分かるのですが、ニキビを気にして何度も、しかも念入りに洗顔をするの結果的にニキビを悪化させることになるので、ご注意ください。肌のタイプにもよりますが、朝と夜の2回は洗顔をしたほうがいいと思う。僕は乾燥肌なので朝は水荒いだけにして、洗顔は夜しかしません。
保湿をする
乾燥もニキビの原因となります。皮脂がニキビの原因となると散々言っているので、皮脂が悪いヤツだと思っている人は多いと思います。全然そんなことはありません。皮脂は肌の潤い保つものなんです。透明感があって若々しい肌を保つには皮脂が大事になります。ところが肌が極度に乾燥する潤いを保つために過剰な皮脂が分泌されてしまうとニキビの原因になってしまいます。大人ニキビはだいたい乾燥によって皮脂は異常に分泌された結果でしょう。なので保湿をすることはかなり大事なんです。特にお風呂から出たあとや、洗顔をしたあとは、本来必要な皮脂を失った状態になるので、保湿をすることで皮脂をコントロールすることが重要になってきます。油分の少なめの化粧品を使う。(ノンコメドジェニック)
化粧水のあとに乳液を重ねて塗り込むことで、より効率的に保湿することができます。
ピーリング
ピーリングってなんぞやと思うかも知れませんが、簡単に言えば不要な角質を取り除くものです。不要な角質を取り除くことで、ニキビの初期段階である角質肥厚を防いで、ターンオーバーを正常に近づけるものです。ガチなやちはケミカルピーリングと言うようで、美容皮膚科でやってもらえるようですが、とりあえずは市販で十分でしょう。お手頃のピーリングをするクリームのリンクを貼っておきます。注意点として毎日やるものではないので、そこだけは注意して使用ください。
サプリメント
「ここまでする必要があるのか」と思う人、「ここまでしなければならないのか」と思う人、両極端な考えを持つ人がいると思いますが、外から肌を改善するにも限界があると思うので、内側からも攻めるしか方法がないかたは試してみる価値はあると思います。ビタミンB2 ビタミンB6と言ったビタミンB群はターンオーバーを促す効果があり、健康な肌を保つ上で重要になってきますが、普段の食事では十分に摂取することができません。なのでサプリメントを使って効率的に、摂取することを推奨します。
睡眠をとる
ストレスは肌の大敵です。なかでも不十分な睡眠はよくありません。最低でも7時間の睡眠を取るようにしましょう。こちらで睡眠について書いているので参考にしてみてください。
便秘を避ける
便秘も肌に悪影響を与えます。腸内環境が乱れて便秘になると腸内の悪玉菌が増えて、有害物質が腸から身体に吸収されて血液に乗って全身に運んでしまいます。そうすると、自律神経が乱れてターンオーバーが正常に行われなくなくなります。便秘を避けるには野菜や果物、乳製品を意識的に食べるようにすることで改善しましょう。
寝具を清潔にする
意外にも知られていない?ずっと同じ枕カバーを使ってはいませんか?寝汗や皮脂を吸収した枕カバーをいつまでも使っていると肌に悪影響になります。どんなに毎日洗顔をやって保湿をしていても、不清潔な枕カバーを使っていると毎日汚い菌を肌にこすりつけることになってしまいます。せっかくの努力も水の泡になりかねないので、可能な限り枕カバーは変えましょう。そんなに予備がない場合はニトリで安いのを揃えましょう。
まとめ
ニキビはできてから慌てても意味がない。予防することが大事になってきます。毎日の洗顔、保湿が基本となるのでやりましょう。もし、ニキビができてしまったら、潰さない、ニキビがあるからと洗顔をやりすぎない、とにかく余計な刺激を与えてははいけません。手も髪も禁止です。
ニキビ対策になる商品のリンクを貼っていますが、人によって合う合わないもあるので、色々試してみるのも大事になります。
あなたの毎日は少しでも良いものになることを願って書かせてもらいました。最後までありがとうございました。
- 作者:小野浩二
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2016/08/02
- メディア: Kindle版