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読み進める爽快感がたまらない!おすすめ群像劇小説



僕自身好きなジャンルの小説、もしくは映画に群像劇ってものがあります。簡単に説明するなら、複数の登場人物が、バラバラに物語を進行していく的な感じのやつです。

 

なにが面白いって話が進んでいくにつれて、バラバラだったピースが少しずつ繋がっていく、爽快感が最高にオモシロイ!!

 

今回は一般書籍を多めに、ライトノベルからも少し紹介させてもらいます。上記で説明した爽快感のない作品もありますし、最後までバラバラの物語もありますので、ご注意ください。ライトノベルとかに偏見のあるかたもいるかも知れませんが、今回紹介するライトノベルは、女の子がボン!!みたな手に取りづらい表紙ではないので安心?してください。

 

 

一般書籍

 

 

桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

バレー部のキャプテン桐島が部活を辞めるという報せが学校中に広がり、生徒たちの間に動揺が走る。桐島の彼女・梨沙や、親友・宏樹すら相談されていなかったため、誰もその理由がわからなかったのだ。

引用・桐島、部活やめるってよ - Wikipedia

 

 

神木隆之介主演で映画化もされた作品。バレー部のエース桐島が部活をやめるっていいだしたことで、物語がはじまる。五人の主人公からなるオムニバス形式で物語が進行していきます。ちなみに、タイトルにもなっている桐島は最後まででできません。

 

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

 

 

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 

3人の天才と年長の高島明石のピアニストたちが、音楽の孤独と、競争、友愛に、さまざまに絡み、悩みつつ、コンクールの1次2次から3次予選そして本選へ、優勝へと挑戦し、成長して、新たな音楽と人生の地平を開く。

引用・蜜蜂と遠雷 - Wikipedia

 

ピアノコンクールを舞台にした小説で、作者である恩田陸は完成まで5年も費やしていて、かなり気合いが入った作品だと思います。映画化も決定しているそうです。

 

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 

 

 

かがみの弧城

かがみの孤城

 

 

 

7人の少年少女が鏡の城に巻き込まれる話。辻村深月ならではのミステリー要素が織り込まれた秀作です。

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 

 

スロウハイツの神様

 

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

 

人気作家チヨダ・コーキが、ファンによる殺人ゲームにより筆を折ってから10年。「コーキの天使ちゃん」によって復活を遂げたチヨダ・コーキは、新人脚本家・赤羽環に誘われ、彼女がオーナーを務める「スロウ・ハイツ」に入居し、クリエーターを志す狩野たちと暮らし始める。加々美莉々亜の存在から変革を始めていたスロウハイツでの生活は、ある日、一通の郵便が環の手に渡ったことで大きく揺れ始める。

引用・スロウハイツの神様 - Wikipedia

 

こちらも辻村深月の作品。トキワ荘的な、創作者が集まるアパートでの話。上下巻に別れていますが、必ず最後まで読みましょう。上巻では伏線がチラバリ、下巻で伏線が回収されていき涙なしにみれない作品になっています。

 

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

 

 

 

プリズンホテル

【合本版】プリズンホテル 夏・秋・冬・春 (集英社文庫)

 

「鉄道員(ぽっぽや)」や「メトロに乗って」などでお馴染みの浅田次郎の作品です。やくざ専用のホテルを舞台にした話で、主人公だけ一人称で、それ以外のキャラクターの視点では三人称です。全四巻で、巻が進むにつれて主人公の心境の変化が変わっていきます。

 

 

【合本版】プリズンホテル 夏・秋・冬・春 (集英社文庫)

【合本版】プリズンホテル 夏・秋・冬・春 (集英社文庫)

 

 

 

ラッシュライフ

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

若い女性画家。泥棒を生業とする男。父親を自殺で失い神に憧れる青年。不倫相手との再婚を企むカウンセラー。職を失い途方に暮れる男。いくつものストーリーが絡み合い、物語は意外な展開を迎えてゆく。

引用・ラッシュライフ - Wikipedia

 

伊坂幸太郎の作品で、四人の主人公が交互の視点が変わって物語が進んでいく。視点が変わっていくと「うん? もしかして!」みたいなことを思いながら読める小説。最後には奇妙に繋がっていく。

 

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

 

 

グラスホッパー

グラスホッパー (角川文庫)

 

 

妻を轢き逃げした男に復讐するために職を辞し、裏社会で男の父親が経営する会社に入社した鈴木。ところが、男は自分の目の前で車に轢かれてしまった。業界には「押し屋」と呼ばれる殺し屋がいるという。命じられるままに押し屋を追った鈴木だが、待っていたのは妻と幼い息子のいる家庭だった。温かい家族に戸惑う鈴木だが、会社からは息子の敵を討たんとする電話がかかってくる。一方、自殺専門の殺し屋・は過去を清算するために、ナイフ使いの殺し屋・は手柄を立てるべく押し屋を探していた。

引用・グラスホッパー (小説) - Wikipedia

 

こちらも伊坂幸太郎の作品。ラッシュライフ同様に視点が順番に変わっていく。ですがこちらの主人公は「殺し屋」です、それぞれの標的が主人公の一人で奇妙な四角関係?になっている。

 

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

 

 

 

マリアビートル

マリアビートル (角川文庫)

 

グラスホッパーの続編的な話ですが、グラスホッパーを読んでなくても楽しめます。殺し屋の話ですが、主人公の一人である中学生がめっちゃインパクトがあります(嫌な意味で)。新幹線という密室で物語が進んでいくので、ハラハラドキドキしながら読めます。

 

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

 

 

ドミノ

ドミノ (角川文庫)

 

こちらは恩田陸の作品です、登場人物がめっちゃくっちゃ多いです。

 

ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

 

 

 

ライトノベル

 

デュラララ

デュラララ!! (電撃文庫)

 

舞台は東京・池袋。都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣に誘われて、来良学園に入学するために上京する。帝人は上京した初日に、都会で都市伝説と噂される「首なしライダー」を目撃する。帝人は、そこで思いもしない数々の非日常に巻き込まれてゆくと同時に、「首なしライダー」を含む様々な人物が事件に関わっていくことになる。

引用・デュラララ!! - Wikipedia

 

成田良悟によるライトノベル。アニメ化もされた人気作です。池袋を舞台に、デュラハン、平凡な高校生、妖刀使い、ギャングの元リーダー、情報屋、最強のバーテンダー、とかを中心に複雑に絡み合う若干なファンタジーと少々なギャングの物語。全13巻で、続編の物語もあります。

 

デュラララ!! (電撃文庫)

デュラララ!! (電撃文庫)

 

 

 

バッカーノ

バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫 な 9-1)

 

 

300年前、洋上の船アドウェナ・アウィス号で錬金術師達が、不老不死を求めて悪魔の召喚を試みた。召喚は成功し、悪魔は不老不死になる酒を錬金術師たちに与え、その酒の製造法を召喚主のマイザー・アヴァーロに教えた。しかし、翌日の夜、1人の錬金術師が仲間を喰い始め、彼ら不老不死となった錬金術師達は、その魔手から逃れるために、世界中に散らばった。そして1930年、禁酒法時代のアメリカで不死の酒を巡る馬鹿騒ぎ(バッカーノ)が始まる。

引用・バッカーノ! - Wikipedia

 

デュラララでお馴染みの成田良悟のデビュー作。バッカーノとは「ばか騒ぎ」と言う意味で、禁酒法時代のアメリカを舞台にした話で、おもにマフィアと不死者と殺し屋が複雑に絡んでいく話です。こちらもアニメ化されていますが、四巻分の話を同時進行に進めるので、最後まで一気に見ないとよくわからない構成になっているので、活字をおすすめします。

 

バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫 な 9-1)

バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫 な 9-1)

  • 作者: 成田良悟,エナミカツミ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2003/02/10
  • メディア: 文庫
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ブギーポップは笑わない

 

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

 

 世界の敵"と戦うために一人の少女の中から浮かび上がってくるブギーポップと名乗る人格と、様々な夢や、希望や、あきらめや、悩みや、いろいろな思いを持っている少年少女達の物語。

引用・ブギーポップシリーズ - Wikipedia

 

ライトノベル界に大きな影響を与えた作品。物語シリーズの西尾維新、fateの奈須きのこなどに影響を与えたブギーポップシリーズはライトノベル好きやラノベ作家を志す人なら読んだほうがいい。

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

 

 

 

 

最後に今回ご紹介した作品はどれも有名ですので、退屈に感じた人もいたかも知れません。ですが、逆に言えばどれもオモシロイ作品ですので、読んだことがないかたは是非手に取ってほしいです。

最後までありがとうございました。