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全てはクレームからはじまった! ポテトチップス誕生秘話と簡単な歴史

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ポテトチップスの誕生秘話

 

「作り直しだ」

 

ジョージ・クラムは困惑していた。フライドポテトが厚すぎるとクレームを言われ、その度に作り直しをしていたからだ。何度も繰り返すとさすがに、嫌気が指すし、うんざりする。クラムはいっそのこと、客を困らせてやろうと考えた。フォークでさせないくらい薄く切って、揚げたポテトを客に出すことにしたのだ。フライドポテトとは思えないサクサクで、薄っぺらないポテト。仕上げに塩を振った。さすがに客も激怒するかと思ったが、クラムとしては知ったことでなかった。ところが、客は一口すると、また一口。そして、「美味い」と、ビックリするくらい喜んだ。

 

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こうして、1853年に8月の末にポテトチップスが誕生した。ポテトチップスはこの店の看板メニューとなり、瞬く間に世界中に広まった。

 

と言うエピソードがあるようですが、これは一説であるそうです。事実はよくわかってません。まず、文句を言った人物であるコーネリアス・ヴァンダービルトは、ジョージ・クラムの店に行ったことはないなど、どうにも辻褄が合わないようなのだ。

 

とは言え、一般的にはジョージ・クラムがポテトチップスの生みの親であることに変わりはない。

 

ポテトチップス世界に広まる

 

フリトレー レイズ ポテトチップス 塩味&サワークリーム&オニオン味 各1袋セット

 

アメリカの地方で生まれたポテトチップスは、当初レストランの料理として振る舞われていたました。しかし、20世紀に入ると袋に密閉する技術や大量生産が可能になったので、アメリカ全土にポテトチップスが広まることになりました。なかでもレイズは買収と合併を繰り返すことで、今日では世界的なポテトチップスブランドになっています。

 

 

ポテトチップス日本にやってくる。

 

フラ印 アメリカンポテトチップス うすしお味 160g ×12袋

最初に日本でポテトチップスを生んだのは、「フラ印」です。フラ印のポテトチップスは、日系2世であった浜田音四郎が製造、販売を開始しました。終戦後に日本に帰国した浜田は、戦争によって弱った日本の生活、特に食生活に衝撃を受けて、ハワイにいた頃に培ったポテトチップスの製造を開始することを思い立ったようです。その際に銀行に融資をお願いするのですが、「健康な自身の体を担保」にした。今では考えらない方法ですが、健康な体しか担保にするものがなかったのでしょう。

 

当初は日本人にはまるで相手にされなかったようで、アメリカ軍は主なお客さんだったようです。ところが高度経済成長によって外国の食文化が広まっていくと、ポテトチップスも受け入れられていくことになった。

 

そして、日本で初めてポテトチップスの量産に成功したのが、湖池屋です。創業者である小池さんは、居酒屋で食べたポテトチップスの美味しさに深く感動して、衝撃を受けたようです。「こんな美味しい食べ物があったのか」ときっと驚嘆して、慟哭したに違いありません。とは言え、技術を持ち合わせていなかった小池は、試行錯誤を繰り返すことで地道に、ポテトチップスの開発を始めることになり、1962年に「湖池屋ポテトチップス のり塩味」の発売に漕ぎ着けたのでした。翌年には量産に成功することになり、湖池屋のポテトチップスは、全国区になった。

 

カルビーの登場

 

カルビー ポテトチップスうすしお味 60g×12袋

現代のポテトチップスのシェア率ナンバーワンであるカルビーは、1949年に松尾孝が設立しました。当初はアメやキャラメルといった砂糖菓子が主力商品でしたが、業績は芳しくなかったようです。1964年に「かっぱえびせん」を販売すると業績は上向きとなり、じゃがいもを使ったスナック菓子に着目するようになりました。そうして、1975年にポテトチップス の販売を開始した。ところが全く売れなかったようです。理由は鮮度。じゃがいもを使ったスナック菓子は劣化が早く、当時の技術では鮮度を保てる密閉空間に不安な点があった。そこでカルビーは、全国各所にスナック菓子の製造工業を新設することで、物流の簡易化を実現させて、鮮度の高いポテトチップスが店頭に並ぶようにしたのだ。鮮度が高く物流コストを抑えたカルビーのポテトチップスは、1980年代にシェア率ナンバーワンを獲得した。

 

 

個人的に最高のポテトチップス 

 

さて、本題です。一年くらい色んなポテトチップスを食べたので今回はいくつか紹介したいと思うこの頃。僕の好みの話になりますが、お付き合いください(笑)だいたい薄塩味です。

 

湖池屋 じゃがいも心地 オホーツクの塩と岩塩の合わせ塩味 58g×12袋

 

個人的に一番美味しいポテトチップスはこいつです

「湖池屋 じゃがいも心地 オホーツクの塩と岩塩の合わせ塩味 」

一番美味しいと思う。多分、その辺に売ってるので、食べたことがないなら是非食べてほしい。某同業者の製品と比べる、ジャガイモが分厚く、独特な食感が楽しめます。二種類の塩を使っているようで、深みのある塩辛がある。少々味が濃いとも言えますが、万人受けすると思う。

 

高級志向の方にはやはりこいつでしょうか。

ハンターポテトチップス黒トリュフ 150g 缶 2個

 

なんと黒トリュフを使っているそうなのです。味が濃いので、お酒のつまみに最適だと思います。私個人の感想は、湿気っている印象を受けたことです。アラブで製造からの輸入しているようなので、私の元に届いたものが偶然環境が悪かったのかも知れません。ただ、ネットでの口コミを調べてみると、概ね好印象で、某芸能人もテレビで紹介しているみたいでした。貧乏人には合わないのかも知れません。