チキンのネタ倉庫

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映画の元ネタにもなった凶悪、特異な事件10選

映画の元ネタになった奇怪、奇妙、凶悪、特異な事件を紹介していこうと思います。

映画の元ネタになったからと、映画の内容が事実とは限りません。ある程度は脚色されています。映画とは違う真相を楽しめるかもしれません。

 

 

 

 

ゴードン・ノースコット事件

 

 

1928年。クリスチャン・コリンズは実子であるウォルター・コリンズが行方不明となり全米の注目を浴びていた。ロサンゼルス市警はウォルターを発見したとして、クリスチャンに引き渡した。しかし、子供は成長中にも関わらず身長が縮んでいて、歯の治療の痕跡がない。

 

明らかに別人であるとクリスチャンは主張したが、ロサンゼルス市警は彼女を精神異常者として病院送りにした。結論から言うと、ウォルターとされた子供の正体は全くの別人で、継母との仲が悪い、ロサンゼルスに行けば映画スターに会えると思って身分を偽ったそうだ。

 

なら本物のウォルター・コリンズはどこにいったのか。ゴードン・ノースコットによって殺されていることがわかった。ゴードンは子供を誘拐して、養鶏場に連れ込んで監禁すると、猥褻な行為を行った挙句に殺害していたのだ。3人の殺害で有罪となったが、本人が言うには20人が犠牲になったらしい。この事件は「チェンジリング」の元ネタになっている。

 

チェンジリング (字幕版)

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  • アンジェリーナ・ジョリー
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シャロン・テート殺人事件

 

1969年に26歳の女優シャロン・テートが友人と自宅で殺害されているのが見つかった。シャロンは結婚したばかりで妊娠していたと言う。事件はチャールズ・マンソンを崇拝するカルト集団のメンバーによる犯行だった。ではどうしてシャロンが殺害されることになってしまったのか? 

 

チャールズ・マンソンは、酒とドラッグとSEXに溺れる生活をしていた。次第に仲間が増えていき、そのカリスマ性から大規模なファミリーを結成することになる。マンソンは黒人が白人に戦争を仕掛けることで戦争が起こるとして、ファミリーは軍事訓練をするような過激なグループとなっていく。

 

一方でマンソンは音楽活動をしていた。デビューする話をこじつけたが、破綻することになる。そこでマンソンはその音楽関係者の男の家を尋ねるが、男は既に引っ越していて、新たなに入居していたのが、シャロン・テートだったわけだ。この頃のマンソンファミリーは、襲撃をいくつかしていたので目的の人物とか、シャロンとかは関係なかったのだろう。実はシャロンの家に、ブルースリーも招待されていたが多忙だったので断ったようだ。この事件はワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの元ネタになっている。

 

 

川口祖父母殺害事件

 

2014年に埼玉県の川口市のアパートで刃物で刺された老夫婦の遺体が発見された。逮捕されたのは、老夫婦の孫にあたる17歳の少年だった。

 

少年の母は、いくつかの結婚を経験して少年を含めて、子供が二人いた。母には重度のギャンブル依存があって、夫から逃げられていた。少年は母を思って、母についていくことを選んだが、この決断が大きな間違いだった。

 

母はホストにハマって家に帰らなくなったのだ。少年はお金を工面して母に送っていたが、帰らないことが続いた。母が戻ってきたが、少年は日払いのバイトをして、お金を稼ぐようになる。一方で新しくできた母の男から、性的な虐待を受けようになる。さらにはお金がそこを尽きると、母の指示で少年が親戚をあたってお金を借りた。総額で500万円くらい融資してもらったと言われている。

 

このお金が尽きると、生活保護を受けるようになる。これも母がギャンブルなど遊びに使ってしまい、保護を受けられなくなった。

 

そうして事件が起こった。母の指示で祖父母からお金を借りたいと申し出たが、断られたので少年は暴挙に出たのだ。少年が小五から義務教育を受けていない事実など、劣悪な生活環境で育ったことが明るみになると、世間の注目を浴びる事件となった。母と少年は有罪となり刑が確定した。既に刑期を終えてる母は、息子が勝手にやったことと述べている。この事件はMotherの元ネタになっている。

 

MOTHER マザー

MOTHER マザー

  • 長澤まさみ
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ニューヨーク・ストリッパー集団昏睡強盗事件

 

手口はシンプル。客を酒と麻薬で泥酔させて、高額な料金を支払うように仕向ける。北米では高額な支払いをクレジットカードで精算する場合は、必ず本人確認をしなければならないらしいが、カード会社に電話して支払いを済ませていた。

 

犯行は重ねる度に大胆となり、カードの限度額限界まで金を使わせた。被害者は泥酔して昨晩のことを覚えていないとはいえ不当な額を不信に思うこともあっただろう。そんなパターンを想定して、裸で泥酔している客の写真を見せて、家族や会社にばらまくと言えば9割が黙った。つまり1割が訴えたことで、事件が明るみになる。4ヶ月くらいの犯行期間で4千万円くらい稼いだようだ。この事件はハスラーズの元ネタになっている。

 

ハスラーズ(字幕版)

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  • コンスタンス・ウー
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アトランタ・オリンピック公園爆破テロ事件

 

1996年にジョージア州のセンテニアル・オリンピック公園で爆破テロが起こった。事件はバンドのコンサートによって深夜でも人が密集していた。リチャード・ジュエルの活躍によって、死傷者は一人、負傷者100人と犠牲を最小限に抑えることができた。リチャード・ジュエルは英雄と称された。

 

しかし、リチャードに爆弾を仕掛けた容疑がかかると、マスコミが過敏に反応する。英雄は一晩にして犯罪者扱いされることになった。捜査局とマスコミに過剰に追い詰められる生活を強いられていく。やっと容疑が晴れたリチャードは名誉毀損で訴えることを決めた。2007年に糖尿病の合併症でリチャードは44歳で亡くなった。この事件はリチャード・ジュエルの元ネタとなる。

 

リチャード・ジュエル(字幕版)

リチャード・ジュエル(字幕版)

  • ポール・ウォルター・ハウザー
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釜山連続殺人事件

 

元タクシーの運転手が獄中で余罪を自ら語った。2010年9月の韓国。イヅホンは、カラオケ店の店員の態度が悪いと憤慨して殺害した。

 

逮捕されたイヅホンだったが、以前にとある事件で知り合った刑事キム・ヒョンミンにコンタクトを取った。イヅホンは殺人リストを書き出して、8人は自分を裏切った報復に、酒に酔って喧嘩して3人の殺害したと語った上で、詳細が知りたければ金品を渡せ。キムは職権濫用に該当するこの取引に悩むが、最後には承諾してしまう。

 

しかし、イヅホンの供述に一貫性がなく、どれが嘘で、どこまでが真実なのか見極める必要があった。ただ殺人リストの2番目の殺人については、一貫性があり、実際に白骨化された遺体を発見することができた。イヅホンは新たに殺害の容疑をかけられたことで、無期懲役となり、6年後に自殺した。この事件を元にした映画「暗数殺人」はです。

 

暗数殺人(字幕版)

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  • キム・ユンソク
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リジー・ボーデン事件

 

1892年に資産家のアンドリュー・ボーデンと妻のアビーが惨殺された。二人の遺体は斧で何十回も叩きつけられていて、あまりにも酷い姿であった。容疑者は家政婦と、娘であるリジー・ボーデンだ。

 

リジー・ボーデンは父であるアンドリューと仲が良くなかった。アンドリューは倹約家で娘に質素な生活を強要されてきたからだと言われている。それでも父の遺産をいつか相続できると考えていたのだが、父が再婚したことで全てが変わる。

 

父は遺言を書き直して財産の全てを妻アビーに相続することを決めたのだ。さらに、事件前にリジーは青酸カリの購入を試みたが断られてた。後日にはリジー以外の家族が食中毒になったこともわかってくる。アジーはドレスを切り捨てた目撃情報もあった。全米が注目する中で裁判が始まる。誰もがアジーの有罪を確信していた。

 

しかし、アジーは無罪となる。理由はアジーが小柄で、彼女にこんな残酷な事件を起こすことはできないと裁判員が判断したからだと言う。この事件はモンスターズの元ネタになっている。

 

 

 

フランク・アバグネイル詐欺事件

 

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのモデルになった詐欺師。16歳までに小切手詐欺で大金を稼ぐようになる。小切手を完璧に模範する技術を身につけて、より犯行を大胆にした。彼の特異点はここからだろう。身分を偽るようになり、パイロット、医師、弁護士、社会的に信用がある職種を大胆にも偽った。弁護士に関しては実際に資格を取得したことからも、アバグネイル自身はかなり優秀な人物だったことがうかがえる。過去に交際経験のあった乗務員が指名手配ポスターを見て通報したことで、アバグネイルは逮捕された。仮釈放されたアバグネイルだったが、逮捕歴があることで、就職が難しかった。仕事に悩んだアバグネイルは銀行に自分を売り出すことを決めた。過去に自身が実際に行った小切手の複製技術を参考にセキリュティ・コンサルト事業を起こしたのだ。

 

 

ジャック・ケヴォーキン自殺幇助事件

 

「ドクターデス」と呼ばれて100人の自殺を幇助した医師がいた。ジャック・ケヴォーキンは末期癌など余命が限られていて、自殺を希望する者の自殺を幇助することをしていた。

 

いわゆる安楽死は一部の国やアメリカのごく一部でしか認められてない。それでもケヴォーキンは犯罪であることを理解して殺人に加担した。

 

1987年から死亡カウンセリングと呼ばれる活動を開始していく。1989年には自殺する機械を開発した。ケヴォーキンは9年にわたる活動で、130人の自殺に加担したとされる。

 

1998年にドキュメンタリー番組にケヴォーキンが出演した。この番組内で、ケヴォーキンは自分で自殺機械のボタンを押せない患者に対して、自らボタンを押してあげた。優しさと捉えるべきなのかわからないが、法律的にはケヴォーキンは殺害したことになり、逮捕された。翌年に有罪となる。

 

2007年に健康的な理由で仮釈放されると、安楽死を広める活動に精を出して、自殺幇助には一切手を出さなかった。

 

 

クリス・カイル殺人事件

 

クリス・カイルはラマーディの戦いでの活躍からラマディの悪魔とイラク勢力から恐れられた凄腕のスナイパーだ。アメリカでは活躍を評価されて英雄と謳われた。そんなクリスだが、2013年にPTSDに苦しむ元海兵のルースに銃殺された。

 

クリスは1974年にアメリカのテキサス州で生まれた子供のことから狩猟をしていたようで、拳銃の腕前はピカイチだった。1996年に大学を中退して、入隊した。2003年にイラク戦争が始まると、2009年に除隊するまで四回派遣される事になる。公式な記録によると160人の戦闘員を射殺した。イラクから懸賞金がかけられることになり、ラマディの悪魔と恐れられた。

 

四年間の戦場での体験は英雄と呼ばれたクリスにも、精神的にも肉体的も耐え難い者であったことが言うまでもないだろう。除隊後はPTSDに苦しみ元軍人の為に慈善活動などを行っていた。

 

ルースもまたPTSDに苦しんでいた。彼の母に頼まれて、クリスはルースと射撃訓練を行わせた。ところがルースは突然クリスを発砲してしまった。クリス・カイルの半生は「アメリカン・スナイパー」で描かれることになる。

 

アメリカン・スナイパー(字幕版)

アメリカン・スナイパー(字幕版)

  • ブラッドリー・クーパー
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