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伝説の女海賊!メアリ・リードとアン・ボニーについて

 

メアリ・リードとアン・ボニーは18世紀のカリブ海を代表する伝説の女海賊です。二人はジョン・ラカムの元で海を荒らしに荒らし周りました。大人気漫画「ワンピース」にでも登場するので、かなり知名度は高いのではないでしょうか。

 

今回もサクサクと紹介していけれたらと思います。

 

 

 

生涯

 

誕生

 

メアリ・リードは1685年にイングランドで生まれました。母は船乗りと結婚しましたが、海に出たきりで帰ってきませんでした。その間に浮気をした母はメアリを妊娠してしまいます。不義を隠すために田舎に移り住むも、経済的に困窮してメアリを死んだ長男と偽って男装を強制させて夫の祖母の元に戻った。祖母に育てられたメアリは、すっかり男勝りの性格となり成長すると、騎兵軍での仕事を得て戦争に参加しました。その後は結婚しますが、夫の急死によってインドに向かうのでした。

 

一方のアン・ボニーは1700年にアイルランドで生まれました。ただし弁護士の父と妾のメイドとの間で生まれた私生児だったようです。父は職と妻を捨て、アメリカに移り住みました。成長したアンは、癇癪を起こしてメイドを刺し殺したなんて噂が立つほどに、男勝りで危険な性格に育ったそうです。父はアンに良縁を与えようと画策しますが、アンは勝手に船乗りと結婚しました。これに父はご立腹して、アンを勘当した。

 

海賊になる

 

アン・ボニーは夫と共にナッソーに移り住みました。当時のナッソーは海賊共和国と呼ばれるくらい、とんでもない無法地帯でした。夫は海賊ウッズ・ロジャースのもとで情報提供者として、働いた。アンはジョン・ラカムと出会い恋人同士になります。もちろん夫は激怒してロジャースに報告して、アンとラカムの関係を崩すように画策したのでした。アンとラカムは駆け落ちすることを決めて、アンは男装するようになったのでした。

 

一方のメアリ・リードはインドに向かうが途中で海賊に捕まり、ナッソーに連行された。ナッソーに連行されたメアリはどう言う経緯かはわかりませんが、海賊として振舞うようになった。ウッズ・ロジャースに対して反乱を起こすなど敵対関係を続けていると、一人の美少年に言い寄られた。それがアンであった。

 

二人の女海賊

 

当時は男しか海賊になることは許されなかったので、アンは男装して船に乗り込んだ。ジョン・ラカムを手下としてアンとメアリは海賊活動に明け暮れた。二人は女性でありながらも、男性以上の戦闘技術を持っていたので、船団の中心メンバーとなっていく。とある証言では、普段は女性の格好をしていたが、ひとたび戦闘になると、男装して両手に剣と銃を持って、不甲斐ない男達に罵詈雑言を浴びさせた。

 

船団の終わり

 

海賊活動がいつまでも続くものではない。ジャマイカの総督が海賊狩りを決行して、ジョナサン・バーネット率いる私掠船が派遣された。ラカム海賊団は運悪くバーネット船団と遭遇してしまう。ラカム達、男はバーネット船団に怖気ついてしまい。隠れて、逃げる準備をしますが、メアリとアンは男達を叱咤して鼓舞しながら、自分たちが先頭になって戦った。ですがたったの二人では無力。バーネット船団に制圧された。アンとメアリは捕虜となった。

 

二人のその後。

 

ポートロイヤルに連行されたラカム海賊団は事実上の解散となる。ラカムをはじめ主力の男性メンバーのほとんどが絞首刑となり、メアリとアンも処刑が言い渡された。しかし、二人は妊娠をしていると、主張したことで、刑が延びることになる。母の巻き添いで子供が死ぬことは法律で禁止されているからだそうだ。

 

メアリは獄中で病気となり36歳で亡くなる。アンは無事に子供を産んでから、詳細は不明である。一説では有力者であった父の力が関係していると言われています。その後は再婚すると8人の子供を産んで、82歳まで亡くなった。