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【アーサー王】 アーサーが女性?そもそも騎士王アーサーって何者なんだ?

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アニメ、漫画でアーサー王とか、エクスカリバー、マーリン、円卓の騎士とか子供の頃からよく見かけるけど、そもそも何者なんでしょうかと疑問に思うこの頃。fateとかモンストでは女子だし…………アーサー王って誰なんだ??

と言うわけで疑問を解決するべく、調べてみました!

 

 

アーサー王とは

アーサー王物語に登場する架空の人物で、ブリテン(イギリス)の王。十二人の円卓の騎士を率いて、ヨーロッパの王になったとされる。無名の青年が実は王族の血を引いていて、突然ブリテンの王になるサクセスストーリーとして有名みたいです。また、岩から剣を引き抜くのは結構有名。

 

誕生と即位

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ブリテンの王ウーサー・ペンドラゴンは部下であるティンタジェルの妻イグレーヌに恋をして、あの手この手と策を捻ります。そのやり方は過激で、まずティンタジェルに戦争を仕掛けて殺害すると、マーリンの魔法でティンタジェルに変装してイグレーヌと一夜を共にしました。そうして身ごもったのが、アーサーです。マーリンは魔法を使う条件として、アーサーを家来であるエクトル卿の子として育てることを条件として提示したので、アーサーは王族であることを隠して育てられることになりました。

アーサーが十五歳になると、ウーサー王は亡くなり後継者が決まらないことで国は混乱していました。そんななか国中である噂が広まります。「大聖堂前の岩に刺さった剣を抜いた者がブリテンの王になる」この噂はアーサーのもとにも届いていました。恰幅な男や、力自慢の豪傑すら抜けない剣をアーサーは簡単に引き抜いて、ブリテンの王に選ばれたとされてます。このことでマーリンからアーサー自身が王族であることを聞かされ、周囲からも支持を得ることで、王の座につきました。

即位したアーサーはマーリンと円卓の騎士と共にブリテン(イギリス)全土の統一を目指します。エクスカリバーを手に入れ、連戦連勝、アーサーはブリテンの統一を成し遂げました。

 

帝国拡大

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ブリテン統一後もアーサーは戦を重ねては連戦連勝。スコットランド、アイルランド、アイスランド、スウェーデン、ノルウェー、フランスを占拠して、ヨーロッパ全土の制圧も見えてきましたが、アーサー、ブリテンにとって過去最大の敵が登場します。それはローマ皇帝のルーシャスです。ルーシャスは十二人の使者をブリテンに送り、貢物の要求しました。アーサーはもちろん断ります。すると、ルーシャスは大軍を率いて侵攻、アーサーも皇帝打倒に乗り出して、両軍はフランスで激突しました。一進一退の攻防が続き、ルーシャス皇帝は円卓の騎士を破り、アーサーと一騎討ちに持ち込みます。最後にはアーサーが勝利したとされ、ローマ皇帝ルーシャスを倒したことで、ヨーロッパ全土の制圧に成功しました。

 

内乱へ


アーサーにはグィネビアと言う嫁がいるのですが、彼女との結婚はマーリンに反対されていました。大魔法使いでありながら予言者でもあるマーリンは、この結婚がアーサーに災いを引き起こすと暗示していたのです。

マーリンの暗示が真実になりました。円卓の騎士であり、その中でも最強であるランスロットとグィネビアが不倫関係にあったのです。ある日、逢瀬を重ねる二人の現場に円卓の騎士が踏み込みます。ランスロットはその全員を殺してしまいました。

グィネビアは不義の罪で火刑に処せられることになります。ランスロットは単身で刑場に潜入して、グィネビアを救出、その際に円卓の騎士を複数殺害。それでもアーサーはランスロットを撃ち取ろうとはしませんでしたが、片腕である円卓の騎士ガウェインは猛反発をします。やっとアーサーはランスロットの討伐で動きますが、思わぬことに円卓の騎士の中にはランスロットを味方するものが多数現れていました。

こうしてアーサー側とランスロット側による内乱が勃発します。結果、アーサーはランスロットを倒すことはできませんでした。一年の休戦を挟んで両軍はフランスで激突しますが、その間にブリテンでは国家の危機が迫っていたからです。

 

カムランの戦い

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それはブリテン統一前。マーリンは「五月一日に生まれる子供が、アーサーと国を滅ぼす」と予言していたので、アーサーは国中の生まれたての赤子を船に乗せて流しました。しかし、予言の子は奇跡的に岸に打ち上げられて生還しました。彼の名前はモードレッド。アーサー王の隠し子で、そのことは母親しか知らなかったとされています。成長したモードレッドはアーサー王に仕え、円卓の騎士になるまで成長しましたが、野心の塊のような人物で、ランスロットとグィネビアの不倫関係の密告にも、実はモードレッドが絡んでいました。

アーサー軍とランスロット軍がフランスで激突している間に、モードレッドはアーサーから統治者として国を委ねられていました。それほどの信頼を得ていたモードレッドでしたが、手紙を偽装することでアーサーが戦死したことにして自らが王位につきました。その後、フランスから急遽帰国したアーサーはモードレッドと対立。戦いはアーサーの連戦連勝でした。最終決戦の前夜にアーサーは復讐ができると喜んでいたとされます。

最終決戦となったカムランの戦いは悲惨なものになり、戦場に残ったのはアーサーとモードレッドを含めて、僅か四人。剣を杖のように使い休息していたモードレッドをアーサーは槍で突き刺しましたが、死期を悟ったモードレッドは渾身の一撃をアーサーに与えて絶命しました。

戦いは終わりましたが、アーサーはモードレッドから受けた傷を癒すためにアヴァロンに向かい、二度と姿を現すことはありませんでした。

 

まとめ


皇帝の撃破までは漫画みたいな感じですが、後半からググッと対象年齢が上がって昼ドラ的展開になってしまいました。いつの時代も恋愛が絡む物語が人気なんですね。


ゼロからわかるケルト神話とアーサー王伝説 (文庫ぎんが堂)

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  • 発売日: 2019/10/31
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こちらでもアーサー王を紹介しています。↓↓↓↓↓↓

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