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【アキレウス】アキレス腱の語源になったギリシアの英雄。

 

ギリシア神話のアキレウスはトロイア戦争で活躍した英雄である。不死身に近い体を持ち、足がめっちゃくちゃ速いアキレウスは、たった一人で戦争の形勢を逆転させた。

 

敵軍の総大将であるヘクトールなどを打ち取る活躍をするので、とにかく強いのです。強いんですが、最終的には悲劇的な戦死をすることになります。そんな感じで神や、人間の思惑が複雑に絡んだトロイアに翻弄された英雄をご紹介していこうと思います。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

幼少期

 

アキレウスの父はイアソンと共に冒険したアルゴナウタイの一人であるペレウスで、母はテティスと言う女性です。面白いのは母親であるテティスだと思う。テティスは神であるゼウスやポセイドンに求婚されるような美しい女性でしたが、彼女は「父親よりも偉大な子供を産む」と言う予言があった。それでゼウスとポセイドンはビビって諦めた経緯があるようです。

 

テティスとペレウスは結婚して沢山の子供を産んだとされている。しかし、テティスは赤子の不死性を確かめる為に、溺死させたり、人間性を消す目的で焼いたりと、なかなかハードな虐待混じりな行動をしていたので、怒ったペレウスに止められた。

 

そんな悲惨な行動の末に助かったのはアキレウスだけであった。テティスは冥府を流れる川に、アキレウスの踵を掴んで浸した。するとアキレウスは掴まれていた踵の除いて、不死となった。

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その後、アキレウスはケイローンと言われるケンタウロスに養育されることになります。このケイローンは、ヘラクレスやイアソンとかを養育した優秀な家庭教師的な人物であり、アキレウスはかなり期待されていたのでした。

 

トロイア戦争への介入

 

神々は増えすぎた人口を調節する目的で、トロイア戦争を起こさせたらしい。10年も続くことになる戦争のきっかけは、アキレウスの両親が関係してくる。テティスとペレウスの結婚式に神々が招待された。ゼウスをはじめ多くの神々が招待されたが、争いの神エリスのみが招待されなかった。

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これに怒ったエリスは「最も美しい女神へ」と書かれた黄金の林檎を神々の前に落とした。この供物を巡って三人の女神が対立した。一人はゼウスの嫁のヘラ、一人はゼウスの娘アテナ、一人は愛と美を司るアフロディーテ。三人が対立するので、ゼウスが仲裁に入りトロイアの王子パリスに「誰が相応しいか」を委ねることにした。

 

ヘラは世界を支配する力、アテナは戦争に勝利する力、アフロディーテは最も美しい女性、女神達はパリスに自分を選べばそれぞれの力を与えることを約束した。若いパリスは富や名誉よりも愛。アフロディーテを選んだ。それでスパルタの妃ヘレネを奪うことになるのだが、スパルタの王は引き渡しを求める。パリスは当然聞き入れない。それでヘレネを奪還する戦争が起こった。神々もスパルタとトロイアに二つに別れることになる。これがトロイア戦争のはじまりだった。

 

テティスは予言によって息子であるアキレウスがトロイア戦争に加入すると、名誉を得るが戦死すると聞く。そこでアキレウスを孤島に送り女の格好をさせて生活をさせた。その間にアキレウスは子供を作ったりとそれなりに楽しんでいたようだ。

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ある日、トロイア戦争の勝利にはアキレウスが必要であると考えていたギリシアの智将オデュッセウスは商人に変装して島に訪れた。オデュッセウスは女装したアキレウスを見極めるために、女性が興味を抱くような商品を並べるなかで、武器を混ぜた。根っからの戦士であるアキレウスなら反応を示すと考えたのだ。思惑通り、アキレウスは女装していたが反応してしまい正体がバレて、トロイア戦争に参入することになります。

 

トロイア戦争でのアキレウス

 

アキレウスは友人のパトロクロスと共にトロイア戦争に身を投じることになる。戦争は9年も続いたが以前として勝敗がつく様子はなかった。そんな中でアキレウスと総大将であるアガメムノンの仲が悪くなり、アキレウスは戦争に参加することを拒否して軍を退くことを決めた。

 

これによってギリシャ軍の士気は下がり劣勢になっていく。これに危機感を覚えたパトロクロスは、涙ながらアキレウスを説得するが、アキレウスは出陣する気は全くない。ただし、アキレウスは自身の武具をパトロクロスに貸し与えた。パトロクロスはアキレウスの鎧兜を着ることで、アキレウスのフリをして出陣することになる。パトロクロスはアキレウスを彷彿させるような活躍を見せて敵将を次々と倒して行きます。しかし、パトロクロスはアキレウスから一定の活躍を見せたら引き上げるように命じられていたのですが、それを守らずに敵の総大将ヘクトールと戦ってしまう。

 

パトロクロスは腹を槍で突かれてヘクトールに倒されてしまった。パトロクロスが着ていた武具はヘクトールに回収されてしまう。両軍はパトロクロスの遺体を巡って激しい戦いが繰り広げられることになる。なんとかギリシアはパトロクロスの遺体を守りきりますが、アキレウスはパトロクロスの遺体を前に泣き崩れた。

 

母であるテティスはアキレウスに新しい武具を与えて、アガメムノンとアキレウスは和解して再び戦争に参加することになります。神の思惑をあって、アキレウスは親友を倒したヘクトールと一騎打ちをすることになった。アキレウスはヘクトールを追い回す。その果てにアキレウスはヘクトールを倒した。ヘクトールは「どうか遺体だけは許してくれ」と懇願します。だがアキレウスは許すことはしません。遺体を戦車に結び付けてトロイアの城を何度も引きずった。

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その後アキレウスはパトロクロスの葬儀を兼ねて、戦車戦争、格闘、剣闘、弓術などの競技会を開催したそうです。これがオリンピックの起源の一つになったらしい。

 

トロイアの終結と英雄の死

 

ヘクトールの亡き後にトロイアは勢いを無くすが、アマゾネスの介入で一時的に盛り上がる。しかし、アマゾネスの女王はアキレウスに討たれてしまう。アキレウスは遺体となった女王の美しさをみて後悔をしたりもした。その後も介入する軍団が現れるが、アキレウスを前に力を及ばす状態であった。

 

アキレウスは俊足であり、不死身に近い力を持っていた。トロイア戦争でも名が知れた名将を次々と倒していく活躍をみせて、均衡状態であったトロイア戦争の戦況をたった一人で変えてしまう鬼のような活躍をしていた。

 

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しかし、アキレウスはこの戦争で戦死することになる。この戦争の始まりに加担していた王子パリスに唯一不死身ではない部分である踵を矢で射抜かれてしまう。この傷が元でアキレウスは亡くなった。これでアキレウスは名誉と引き換えに命を落とすことになる。

 

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トロイア戦争も、智将オデュッセウスの策略である「トロイの木馬」によって呆気なく終わることになる。巨大な木馬には兵士が潜んでいて贈り物としてトロイに送られた。城内に木馬が入ったことで、隠れていた兵士達の暗躍によって10年も続いたトロイア戦争は一夜で終わりをつげたのだった。

 

最後に

トロイア戦争の後にも続きのエピソードは沢山あります。例えばギリシア側の智将オデュッセウスはポセイドンの怒りを勝ってしまい10年も自分の国に帰れないなんて言う長い帰路を旅することになります。その旅で冥府を訪れたオデュッセウスはアキレウスと再開した。アキレウスは実子であるネオプトレモスに心配していたみたいです。なんやけどネオプトレマイオスの夢に現れて生前に愛していた女性を自分の墓に捧げろとか、脅迫するような怖い人物でもあった。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

 

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